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バルセロナ・テンペスト・3

 一章 Puzzle Of Water・2

 とたんに、兄の顔が歪んだ。
「いい加減にしてくれ!」
 悲鳴のような声。
「イサベルが、あんなことになって、私だってまだ混乱してるんだ。妻も、あの日以来、部屋から出てこない。……頼むから、これ以上騒ぎを起こさないでくれ」
「…………」
 ホセは、わかった騒ぎなど起こさない、とは言わなかった。
 何故なら、既に騒ぎは起こっているのだ。ホルヘの知らないところで。そして、ホセには、その騒ぎを引っ込めるつもりもない。
「兄さん、今日は友人をつれてきてるんだ」
 兄の願いは黙殺する形で、ホセがそうつぶやくや否や、ホルヘの目の前にこつ然と女が姿を現した。火のないところに立った煙の如く、こつ然と。
「兄さんも、何度か会ってるだろう、覚えてないかな? 本名は、グアダルペというんだが、仲間内じゃ『スパイダー』と呼ばれている」
「……そうだったかな」
 ホルヘは怯えと嫌悪の混ざった視線で、グアダルペことスパイダーを改めて見た。美人であるが、全体にどことなく野蛮な雰囲気のある女だ。スパイダーはホルヘの視線を受け止め、唇の両端を持ち上げてみせた。笑っているつもりらしい。
「……そういえば、傭兵の仲間だと言ってたな」
 ホセは、傭兵部隊の隊長だ。スパイダーは、厳密にいえば仲間というよりホセの部下で、無論、現役の兵士である。ホセの右腕として重用されており、ホルヘも何度か顔を合わせたことがあった。
 ホルヘの口にする「傭兵」には、恐怖を含んだ嫌悪の響きがあるのは誰の耳にも明らかであったが、スパイダーは特に気を悪くする風もなく「ええ、そうよ」という風ににっこりしてうなずいてみせた。にっこりしてうなずいてみせたが、目はホルヘから離さない。まるで、獲物が隙をみせればいっきに飛びかかろうとしている野獣のように。

 イサベルが、あんなことになった。

 あんなこと、が起こったのは、約一か月前のことである。
 ホルヘの娘、そしてホセの姪であるイサベルが何者かの手によって殺害され、遺体となって発見されたのは、バルセロナ市から遠く離れたとある森の中であった。警察は、イサベルがバルセロナ市内で殺害された後、森へ運ばれて遺棄されたとみて捜査を開始。しかし未だに犯人どころか、有力な手掛かりさえ見つかっていない。
「イサベルの部屋なら、警察がもう何度も調べたぞ」
 という兄の声を背に、ホセはイサベルの部屋のある二階への階段を上がっていく。
 スパイダーはホルヘがついてくる気になれないよう、彼をひとにらみしておいてから(ホルヘは、大きな氷の塊でも呑んだような顔つきで立つすくんだ)、ホセの後を追った。
 ホセは、スパイダーことグアダルペにとって、上司以上の存在である。
 自分の人生は、すべてホセのために使う。
 グアダルペは、既にそう決めてしまっていた。もともと(たぶん生まれつきに)考えることは苦手だった。自分で考えるより、自分がこの人だと直感した人の言うなりになっている方が性に合っている。
 ホセが、「あいつは敵だ」と言えば、それが敵で、「あいつを殺せ」と言われれば、それなりのタイミングと手段でそれを実行する。
 それは、実に簡単なことだった。スパイダーは、ホセの部隊の中でも自他ともに認める『最強の兵士』で、「天性の兵士」だとホセは言う。

 イサベルの部屋は、ホルヘが言った通り警察の手によってくまなく調べられており、更に、ホセ自身も既に、警察の目から逃れて彼を待っていた『イサベルの秘密』を手に入れており、だから、こうして彼女の部屋を訪れる意味など本当のところないのだが、それでもつい、ここに来ずにいられないのは、イサベルの気配を少しでも感じたいからだ。
 もっと正確にいえば、イサベルの気配を感じにここに来ることで、自分が『何のために』戦っているのかを、イサベルの魂に伝えられているような気がする。
 ホセと彼の部隊は、中東やアフリカを中心にあらゆる戦場を転戦している。その中で、無駄に戦ったことは一度もない、とホセは自負している。金さえもらえれば誰にでも雇われるタイプの傭兵になるつもりは毛頭ないし、なったことはないと自信を持って言える。
 何のために戦うのか。
 彼の、彼に忠実な部下たちを戦場にいざなうとき、それを考え見失わずに貫くことが、自分に課せられたリーダーとしての最も重要な使命だとホセは信じている。
 イサベルは、いわゆる『いい子』ではなかった。無論悪事を働くといっても、それは他愛のないレベルの話で、例えば両親に対してちょっとした秘密を持つことを好んでみたり、あるいは校則で禁止されているようなことをこっそり楽しんでみたりする類の。
 そうして仕出かした『悪事』を、時たま訪れるホセにだけ白状するのだ。
「パパとママには内緒なんだけど……」
 そんな風な前置きをして。

「ちょっと気になる男の子がいるの」

 二か月ほど前にホセが実家に戻ってきたとき、「パパとママには内緒なんだけど……」といういつもの前置きの後、イサベルはそう言った。
「気になる男の子? どんなやつなんだい?」
 そう問い返した瞬間のホセの胸には、ほのぼのとした喜びさえあったのだ。幼いと思い込んでいた姪が、いつの間にか恋愛感情を覚えるほど成長していたらしい、と知って。
「名前は知らないの。一度会っただけの人だし……」
「どこであったんだい?」
 というホセの問いに、イサベルは一瞬、答えを口にしようか否か迷うような顔をした。
「『デサストレ地区』」
 結局、正直に口にした。
 デサストレ(『災害』)地区。
 その名は、バルセロナに住むたいていの人々の眉をひそめさせるものだったのだが、ご多分に漏れず、ホセも即座に眉をひそめた。
 本当の地名は別にあるのだが、地元の人々からそう揶揄されるその地域は、バルセロナで最も治安の悪い地区である。
「どうして、そんなところに?」
 眉をひそめたままホセが問うと、
「……ちょっとした冒険」
 とイサベルは小さく舌を出した。しかしホセの不愉快そうな顔つきを見ると、少し慌てて、
「だって昼間だったし、友達も一緒だったから、危ないってこともないと思ったの」
 と付け加え、怖そうな人がいないかちゃんと注意しながら歩いたし、と小さな声でさらに付け加える。
 イサベルの「ちょっと気になる男の子」は、イサベルたちの存在を見とがめて、声をかけてきたものらしい。
「君たち、こんなところで何をしてるんだ?」
 とがめるような口調できかれ、イサベルたちが「友人に会いに……」と嘘の理由を口にすると、男は即座にそれを見抜き、
「物見遊山なら、早く出て行ってくれ。よそ者にうろつかれると迷惑なんだ」
 と怒ったような顔つきで言い、イサベルとその友達を安全な場所まで送ってくれたのだという。
「名前は?」
 ホセの問いに、イサベルは小さく首を横に振り、
「きいたけど、教えてくれなかったの。……それに、もうここへ来ちゃいけないって言われたわ。ここは、君たちみたいな子が来て遊ぶような場所じゃないって……」
「その通りだ」
 ホセは見知らぬその男の言葉に同意を示し、
「その男の子は、たまたま悪いやつじゃなかったみたいだけど、あそこには……デサストレ地区には、我々には想像もつかないような悪いやつが大勢いるんだぞ」
 と言い聞かせてみたが、イサベルは、いまいち信じていないような顔で聞いていた。
「悪いやつ、なんて、どこにだっているわよ。うちの学校にだって……」
 というのが、その理由のようで、ホセとしては苦笑いするしかない。たとえ型通りの『いい子』でなくとも、イサベルは所詮良家の子女なのである。どんなに言葉で『デサストレ地区』の怖さを説明してみたところで、それを現実のものとして実感することは難しいに違いない。それは、彼女が知らない……知ることのない世界の話なのだから。
「とにかく、あそこへはもう二度と行かないって約束してくれ」
 ホセは作戦を切り替え、頼む、という形にして言ってみた。
「君が、そう約束してくれなければ、私は安心して戦場に帰れない」
 と。
「……いいわ、わかった。そうする」
 不満げな一瞬の沈黙の後、割にあっさりイサベルがうなずいたとき、ホセは、かすかに嫌な予感がしたことを覚えている。
 案の定、約束は守られなかった。
 警察が見落としホセが見つけた手掛かりに、そのことはイサベルの言葉で書かれていた。薄いピンク色の表紙の小さな日記帳。それは、ホセに見つけてもらいたがっていたように、机の隠し引き出しの中で、ホセを待っていた。

 アレハンドロ。
 
「気になる男の子」の名前を、イサベルは、ちゃんと調べ上げていた。イサベルは、そういう女の子だった。薄いピンクの表紙の小さな日記帳には、イサベルがアレハンドロに会いたいがために、こっそりデサストレ地区へ通い詰めていたことが記されている。

 ……今日、彼の名を知った。パブロが教えてくれた。アレハンドロ。
    ありふれた名前だけど、私は好きだわ。いい名前だと思う。

 ……今日、アレハンドロの姿を見かけたけど、声をかけることはできなかった。
    仕事中みたいだったし、また、「もう来るな」って言われたらいやだもの……。

 ……ショック。今日は勇気をふりしぼって、道をきくふりをしてアレハンドロに話しかけてみたけど、
    彼、全然私のこと覚えてなかった。私のことに興味ないみたい。私って、そんなに魅力ない?

 『私のことに興味ないみたい』
 自分でも理不尽だとわかっているが、ホセはこの文言を思い出す度、はらわたが煮えくり返るような思いがし、アレハンドロに対して憎悪というべき感情がわくのをおさえることができない。
 おそらくイサベルは、デサストレ地区に住む誰かに殺されたのだろう。ホセは確信をもってそう考えている。あそこは、そういう場所だ、と。日記帳の存在を知らない警察はイサベルとデサストレ地区を結びつけて考えることすらできないでいるようだが、知れば必ず自分と同じ考えを持つだろう、と思う。
「……デサストレ地区は、滅ぼさねばならない……」
 アレハンドロさえいなければ、イサベルはデサストレ地区へは行かなかった。
 そう考えつつ、決意を小さく口にするホセの背中を、出入り口を守るように立つスパイダーが無表情に見つめている。

     *

「汚いところだろう?」
 ユンとシオウに向かって、アレハンドロは楽し気な口調で言った。ユンとシオウは、アレハンドロに誘われ、デサストレ地区にある「もともとはサッカーバーだったがいまはただの飲食店と化している」というアレハンドロの友人が経営する店、『バモス! ゴラッソ!』を訪れている。
「ここは、俺の店だぞ」
 アレハンドロの言葉に、『バモス! ゴラッソ!』の店主兼コック兼ウエイターであるフェデリコが不満げな声を出した。アレハンドロは、ちょっと肩をすくめ、
「この店が、じゃなくて、この辺……デサストレ地区全体がってことだよ」
 とフォローしたが、シオウは店内を見回し、(いや、この店も十分に汚い)と胸の内だけで判定を下した。
 確かに店内はひどい有様だった。さほどに広くないのに、ひどくがらんとした感じがするのは、圧倒的に座席数が少ないからである。ユンとシオウはカウンター席に陣取っているのだが、その背後のスペースは不自然に空間が広がっており、たった一つ設けられたテーブル席(アレハンドロが座っている)も、どういうわけか少し傾いているようだ。おまけに窓ガラスにはひびが入り、壊れたイスやテーブルの死体みたいなやつが壁際に山となって積み重ねられている。
「店の中に台風でも来たのか?」
 ユンもまた店内を見回して、そう首をかしげたのだが、
「……先週まで、もうちょいマシな店だったんだが」
 と、ため息まじりにフェデリコ。
「来たのは、台風じゃなくて、赤と緑の頭をした日本人だ」
 とアレハンドロが付け加える。ユンとシオウは、同時に同じ人物を思い浮かべ、
「サイレンスか?」
 とシオウが思い浮かべた人物の名を口にした。アレハンドロは、うなずいて、
「ものすごく強かったよ。あいつのつれの、ジューダスってやつが止めてくれなかったら、危ないところだった」
 と言うところをみると、アレハンドロはこの場でサイレンスと一戦交えたものらしい。ユンとシオウは互いの目と目を素早く見かわした。
「要するに、ジューダスがお前に俺たちのことをしゃべったのか」
 謎は解けた、と思いつつユンが確認するのに、アレハンドロは小さく首をかしげてみせ、
「そうだとも言えるし、そうじゃないとも言える。俺がジューダスから聞いたのは、『ネイサンという男をしばらく見張っていろ。そうすれば、君たちを助けてくれる人物が現れるかもしれない』というアドバイスだけだ」
「……あいつらしい言い草だな」
 とシオウは顔をしかめた。はっきりそうとは言わず、もったいぶって暗示的に示してみせるところがムカつく、と思う。
「それで、お前は、俺たちが助けてくれる人物だと思って、声をかけてきたのか?」
 とユンに問われ、アレハンドロは小さく苦笑いを漏らした。
「うん……たぶん、そうかなって気がしたんだ。自分でも理由はよくわかんないんだけど。……でも、途中で君たちがショップに入って行ったときは、(あれ、違ったかな?)って、ちょっと焦ったけど……」
 そこで言葉を切ると、アレハンドロはユンとシオウの顔に順々に視線を送り、
「……でも、ジューダスのことを知ってるってことは、どうやら正解だったみたい。……だよね?」
「…………」
(そのようだな) 
 ユンは内心だけでそう考え苦笑した。突如襲いかかってきたサイレンスをある程度までにせよ撃退できたこと、ジューダスの曖昧なヒントからユンを嗅ぎ当ててきたこと、いずれをとってもアレハンドロは、『例の老人』及びジューダスが遊ぶ手駒としての合格点に達している。 
 おそらくジューダスは、あらかじめアレハンドロの器量を見抜き、それをこんな形で提示してみせ、ユンに自分たちのゲームに乗るよう誘いをかけてきているに違いない。
 まさにジューダスらしい、まわりくどいが無駄のないやり方だ、とユンは思った。
「俺たちは、別にボランティアが趣味ではないぞ」
 シオウが、まずそんな釘を刺し、
「だが、話によっては助けとやらになってやってもいい……」
 とユンがアレハンドロから詳しい事情をききだそうとした、そのときであった。
 突然、店の出入り口のドアが壊れそうなほどの勢いで開き、次いで、小柄な青年が転がり込んできた。
「た、たたた、大変だ、アレハンドロ!」
 青年は舌をもつらせながら言い、アレハンドロに歩み寄ろうとしたが、腰をぬかしているらしく、途中で足をもつれさせて転倒した。余程恐ろしい目にあったのか、その顔面は蒼白である。
「落ち着け、エンリケ! 一体何事だ?」
 アレハンドロの方から駆け寄り、そう声をかけると、青年ことエンリケは二~三度無意味に口を開閉した後、喉をごくりと鳴らしてから、ようやく言葉をしぼり出すことに成功した。
「ロペスが死んでる。殺されてるんだ、セルヒオの部屋で!」

 ロペスなる人物が他殺体となって発見された場所は、『バモス! ゴラッソ!』から三百メートルと離れていないところにある集合住宅の一室であるらしい。
「警察は?」
 というアレハンドロの問いに、エンリケは首を横に振り、
「まだ。とりあえずアレハンドロに知らせなくちゃ、と思って……」
 と答える。ユンとシオウはそのセリフを聞き、ちょっと顔を見合わせた。アレハンドロは、どうもその周囲の人間たちに、えらく頼りにされているようである。ユンとシオウが異口同音にそんなことを考えていると、アレハンドロが二人の方に顔を向け、
「悪いけど、一緒に来てくれないか。そうすれば、何故俺たちが助けを必要としているか、一目瞭然でわかると思うから」
 と言う。ユンもシオウも承諾した。
 腰をぬかしているエンリケと、それを介抱するフェデリコを残し、ユンとシオウはアレハンドロに従って店を出た。
 現場には、ロペスの死体のある部屋の本来の主であるセルヒオが待ちかまえていた。
 自宅の玄関のドアを背中で押さえるような格好で待っていたセルヒオは、アレハンドロの顔を見ると安堵の表情を浮かべてドアから背中を離し、
「アレハンドロ、その人たちは……?」
 と不思議そうな眼差しをユンとシオウに向けるのに、アレハンドロは、
「それは後で話す。それより、ロペスは?」
「……中に。玄関で……」
 セルヒオは言いつつ、中を見なくて済むように首を部屋と反対方向へねじった状態でドアを開いた。
 ロペスなる人物は、開いたドアのすぐ足元に倒れていた。
 その死体を見た瞬間、ユンもシオウもアレハンドロも、同時になんだか不自然だと思い、すぐにその理由に気づいた。
 死体は、体は仰向けに倒れているのに、頭だけが、うつ伏せに寝ているのだ。
 この状況から察するに、ロペスは、外側から来た何者かに、ドアを開けた瞬間、首を折り殺されたものらしい。おそらく声を立てる暇もないほどの早業で。
「セルヒオ、お前、こいつが死んだとき、この部屋にいなかったのか?」
 アレハンドロが死体の頭のそばにしゃがみこんできくのに、セルヒオはドアにへばりつくような格好の背中で、
「俺、昨夜はエンリケの家に泊まってたんだ。あいつが徹夜でゲームしようって言うから。で、帰って来たら……」
 ちなみにドアの鍵は、あいていたそうである。
「じゃあ、ロペスが、どうしてここにいる?」
「貸してやったんだよ。昨夜急に頼まれて。仕事帰りにたまたま会ったんだけどさ、こいつ、ロペスの野郎、『女の子を部屋に呼びたいけど俺の家、いま水道も電気も止められてて、なんぼなんでもバツが悪いから一晩だけお前の家使わせてくれ』って拝まれたもんだから、しょうがなく……」
 お人好しにも程がある、というべきであろう。アレハンドロは眉間にしわを寄せ、
「女? 昨夜この部屋には女もいたのか。その女は、どうしたんだろう? それ、お前も知ってる女だったか?」
「いや。会ったのって暗がりだったし、いまから男としけこもうとしてる女をじろじろ見たらかわいそうだと思って、俺もエンリケも女の方はあんまり見ないようにしてたし。でも、この辺じゃ見たことない女だったような気がする。なんか酒場で知り合った女だって言ってたけど……」
「……しかし、絶対とは言い切れないが、酒場でひっかけてきた女が何に腹が立ったのか知らないが、相手の首をへし折るか?」
 とシオウが横合いから口をはさみ、首をかしげてみせる。ユンもシオウの言葉にうなずき、
「こんな殺し方ができるのは、相当の訓練を受けたプロの兵士だけだ」
 と言った後、小さく首をすくめ、
「……まあ、たまさかナンパした女が、職業軍人あるいは特殊部隊の一員、いっそどこかの国のスパイだったら話は別だが……」
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ふじきよ なお

Author:ふじきよ なお
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